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次は、以前、外国の方にお答えしたものです。 参考になさってください。 意味・用法はほとんど変わりません。いずれも正しい日本語といっていいでしょう。 どちらも連語で、代名詞「どれ」+副助詞「くらい」と、連体詞「どの」+副助詞「くらい」です。 全体で連用修飾語の働きをします。ただ「どれくらいの」とすれば連体修飾語になります。 「日本文法大辞典」(明治書院)によると、 「くらい」は名詞から助詞に転じた語で、江戸時代には専ら「どのくらい」が用いられていましたが、 明治以降に「どれくらい」という言い方もされるようになったそうです。 つまり、「くらい」は名詞的な性質があるので連体詞の「どの」に付くことも、代名詞「どれ」に付く こともあるわけです。 また、他の品詞(活用語の連体形)に付くこともあります。 例 酒をやめるくらいなら、死んだ方がましだ。寒いくらいの方がいい。忘れられるくらいなら、嫌われた方がいい。 「ぐらい」と濁って使われることもあります。以下は、上記の「文法大辞典」からの引用です。 >名詞「くらい(位)」から転じたもの。「くらい」「ぐらい」の両形については、 江戸語では、体言〈名詞〉には「ぐらい」、「この」「その」など〈現在の連体詞〉 には「くらい」が付くのが普通で、活用語にはどちらも付くが「ぐらい」の方が多かった (湯沢幸吉郎『江戸言葉の研究』昭29)が、現代語では、活用語も「くらい」が 普通になり、名詞は「ぐらい」が正しいともされるが、「くらい」を用いることが多くなっている。 現在では「くらい」「ぐらい」のどちらを使っもかまいません。 「くらい」は学校文法(日本人向けの現代日本語文法)では副助詞と考えますが、接尾語とする説もあります。) ちなみに手元の辞書を調べた結果は次の通りです。 ①国語大辞典(小学館)…見出し語として、「どれくらい」は載っているが、「どのくらい」は載っていない。 ②明鏡国語辞典(大修館)…見出し語として、「どのくらい」は載っているが、「どれくらい」は載っていない。 ③岩波国語辞典…見出し語としてはどちらも載っていないが、「どの」の例文中に「どのくらい」がある。 ④新明解国語辞典(三省堂)…見出し語としては両方載っていないが、「どの」の使用例として「どのくらい」がある。 ⑤新潮国語辞典…どちらも、見出し語・用例ともに載っていない。 ⑥旺文社国語辞典…どちらも、見出し語・用例ともに載っていない。 ⑦ベネッセ国語辞典…どちらも、見出し語・用例ともに載っていない。 ⑧広辞苑(岩波)…見出し語としてはどちらも載っていないが、「どの」の例文中に「どのくらい」がある。 どちらを使っても構わない場合がほとんどですね。 ただ厳密に違いを考えるなら、「どのくらい」は何か具体的なもの、自分が知っているものに例えて示してほしい時に使い、 「どれくらい」は数字で示してほしい時に使うイメージがあります。 実際に質問者がそういう答えを期待しているかは別問題ですが。 つまり、「どのくらい」は英語のwhatの感覚、「どれくらい」はhow (much, long, etc.)の感覚ではないかと思います。 例文: 「どのくらい遠いですか。」→「へとへとになるくらい遠いです。」「ここから最寄り駅までの距離と同じくらいです。」 「どれくらい遠いですか。」→「歩いて1時間くらいの遠さです。」「1kmくらいはありますね。」 dreineerさん からの答え |