氷を融かす旅(融冰之旅)迎春之旅(春を迎える旅行)
氷を破る旅(破冰之旅)
2006年10月8日、安倍晋三前首相がこの氷を割るために北京を訪問した。中国のマスコミはすぐに「安倍首相が両国間をさえぎっていた氷の障壁を破った」と評価した。官営の新華社通信は党宣伝部との協議を経て安倍首相の訪中を「破氷之旅」と表現した。
以後、両国間に初夏の風が吹き始めた。こうなれば、氷は次第に溶けていくのが常だ。この役割は温家宝中国首相が担った。温首相は昨年4月11日から4日間、日本を訪れた。日本列島が沸き立った。中国のマスコミは温首相の訪日に「融氷之旅(氷を溶かす旅行)」という名称を付けた。日本政府もこの名称に満足感を示した。
氷が溶ければ春が来るべきだ。昨年12月27日、福田康夫新首相が中国を電撃訪問した。この年末の訪問は、温首相の訪日で温められた両国関係を冷まさないために、年を越さないようにした意志の表明として受け入れられた。
中国の応対も自然と手厚くなった。胡錦濤国家主席が自ら別荘での夕食会を主宰し、福田首相を招待するほどだった。中国の外交慣例上、非常に稀なことだった。中国のマスコミら「中日国交正常化のために、中国を訪問した田中元首相以来、最も手厚い接待だ」と表現した。そして福田首相の訪中を「迎春之旅(春を迎える旅行)」と表現した。春はすぐ目の前になった。
6日から行われる胡主席の日本訪問については胡主席が自ら名づけた。胡首相は4日、北京の日本特派員らと行った懇談会で「私の今回の訪日は“暖春之旅”(暖かい春の旅行)だと言える」と明らかにした。両国関係を花満開の春に例えたのだ。